DIARY

【 話題ということで…知っておきましょう! 】

【 今、話題のRJ(労働条件)パトロールアプリ 】Posted by Hayashi

2017年、厚労省からあるアプリが誕生しました。

それがRJ(労働条件)パトロールというアプリです。

このアプリは架空のパトロール隊になり、
様々なブラック企業に潜入し、
その企業で話されている内容から
労働条件に関する様々な問題を学んでいくというアプリです。

以下が厚労省からのアプリ説明です。
「学生や就労経験の浅い若者等が、
労働条件に関する法律の知識について、
クイズを通して学習することができる、
スマートフォンアプリ『労働条件(RJ)パトロール!』を作成しました。
App Store(iPhone)及び
Playストア(Android)にて提供が開始されます。

このアプリには、個性豊かなキャラクターと一緒に
架空の会社をパトロールして、
労働環境の問題点を見つけ出すクイズや、
労働関係法令に関する情報の閲覧や労働条件に関する
相談窓口の連絡先を確認する等の機能が付与されています。

実はこのアプリ、2017年に登場していますが、
SNSで話題になり、
最近になって脚光を浴びています。

アプリの中では例えば以下のような内容が紹介され、
その問題点について解説があります。

<ある企業の人事課の係長デスクにて>
・中堅社員
「失礼しますっ!
大変恐縮ですが、
今月の給与計算についてお伺いしたいのですが」

・係長
「はいはい。なんでしょう?」

・中堅社員
「どう計算しても、労働時間が少ないようなんです」

・係長
「そんなわけないでしょう。
我が社はハイグレードなタイムレコーダーを導入しているからねぇ

・中堅社員
「あ、いえ!
タイムレコーダーに間違いはありません」

・係長
「じゃあ、何?ん?
ちょっと君、もしかして我が社の労働時間の計算方法
知らないんじゃないだろうねぇ?」

・中堅社員
「15分単位で区切っているんですよね?」

・係長
「そうそう!
わかってるじゃない?15分ごとだからね」

・中堅社員
「え?もしかして、
15分未満は切り捨てなのでしょうか?」

・係長
「そーですよー。
18時1分に押しても、18時4分に押しても、18時退社になるの!
当たり前でしょう?」

・中堅社員
「・・・。」

上記のような内容について、
問題となる内容はどこかを指摘していくゲームであり、
その問題点について詳しい解説があります。

上記の場合、15分刻みの切り捨ては問題であり、
1分単位で計算をする、または端数を切り上げる
ということしか認められてないということが解説されます。

そのほかにも時間外労働に関すること、
36協定についての説明、退職・解雇に関すること、
労働災害についてなど
様々なことがテーマにされています。

このアプリは現在、
すでに学校などでも使用されており、
多くの学生がこのアプリを使用して
労働条件に関する学習をしているようです。

働き方改革という言葉が
たくさんの場所で聞かれますが、
働くことに対しての法的な知識を学校で学び、
就職をする
という流れになりつつあります。

自園の労働条件はいかがでしょうか?

アプリに限らず、インターネットの発達によって、
労働条件に関する情報を簡単に収集できる時代
です。

まずは一度このアプリをダウンロードしていただき、
その内容を確認してみてください。

アプリのダウンロードは以下からできます。
https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/top.html

自園の現状を振り返るきっかけにもなるはずです。

ぜひお試しください。