【 今できるマーケティングの有効な手立て 】Posted by Nona
今年も早いもので、12月も終盤に入り、
あっという間に年の瀬となりました。
園児募集、採用活動ともに
一区切りついている園が多いかと思います。
マーケティングの実践とは、
仕掛けが遅れると成果が出にくくなりますので、
ぜひ、来年度に向けた計画を立て、
園児募集や採用活動で早期に仕掛けるための準備をしましょう。
早期にマーケティングの仕掛けをすることは、
まだ自園を認知していない新規保護者との
接触機会を設けることや
早めに就職活動をする意欲的な学生を
獲得することに繋がります。
そのためにまずやるべきことは、
獲得した名簿の分析です。
今回は名簿の分析ポイントについて解説いたします。
未就園児向けの親子教室や園見学会の参加者名簿は
Excel上に整理されているでしょうか。
以下画像のように、Excel上で
基礎情報や接触機会の情報が
整理されている状態が望ましいです。
※2行に跨いで表示していますが、
実際にはExcel1行分の情報です。
名簿をもとに、どの接触機会を経た人が
入園・就職に繋がっているかの傾向を見ることで、
募集のポイントとなる接触機会が分かります。
また、接触機会だけでなく接触時期の分析も必要です。
ある園では、入園者の接触時期を分析した結果
入園者の36%が、6月までに接触していたことが分かりました。
その園は、昨年度までは園見学を秋にのみ行っていましたが、
今年度から6月からの実施を試みたところ
予想以上に見学希望者が集まりました。
分析したことによって、
早い時期に園見学の機会を設けることが
入園希望者の獲得に繋がることが分かったので、
次年度の募集活動スケジュールも計画立てやすくなります。
採用活動も同様です。
学生の名簿分析をすることで
採用に繋がりやすい接触機会が把握でき
今後注力すべき活動が明確になります。
名簿情報をもとに、以下のような
図にしてみると分かりやすくなります。
ある園は、様々な就職フェアに出展したり
園見学や就職説明会の機会を複数回設けたりしましたが、
名簿分析の結果、アルバイトからの採用率が
高いことが分かりました。
その後、採用を見据えたアルバイト学生を確保するために、
全学年の保育学生を対象に
アルバイトの広報を仕掛ける運びとなりました。
分析から導かれたデータによって、
仕掛けをすべきタイミングや注力すべきポイントが分かります。
同時に、結果に結び付きづらい改善すべき点も浮き出てきます。
募集・採用活動において、自園の“パターン”を見つけ出し
次年度に向けて良いスタートを切りましょう!
皆さま、本年もありがとうございました。
2022年もGクリップをどうぞ宜しくお願い致します。
良いお年をお迎えください。