DIARY

【最新!学生のリアルな悩みをもとにした 園見学申し込みを強化するHP案内方法】

就活開始段階で寄せられる保育学生が抱える疑問は下記3点に絞られる
①園見学や説明会に行くにはどうしたら良いかわからない
②園見学のハードルが高い…
③幼稚園・保育園・こども園の違いと自分に何が合っているのか分からない
・学生の見学申し込みを促す、HP案内のポイントの解説

先日、ある保育学生向けの合同就職説明会にて、
キャリアアドバイザーとして就活相談ブースで対応する機会がありました。

学生から寄せられた相談内容は、保育学生の実態をよく表すものでした。
学生の動向を掴み、広報ツールの打ち出し方や学生対応のヒントにしていただければと思います。

学生の疑問① 園見学や説明会に行くにはどうしたら良いかわからない
この時期に合同就職説明会に参加した学生は、

まだ就職活動をスタートしたばかりであり、上記のような相談が多い傾向にありました。

皆さんの園では、見学の受け入れや説明会の実施について
ホームページ等で最新情報を発信していますか?

学生の立場に立って考えると、
「そもそも学生向けの園見学を受け付けているのか?」
「園見学をしたいけど、どのように申し込めば良いのか?」
ということが分からないようです。

園側は、“見学の問い合わせをしてくれればもちろん歓迎!”
という状況でも、その情報を発信していなければ学生には伝わりません。

見学を受け入れていることをホームページでいち早く発信しましょう。
(具体的な発信方法は、後半で解説いたします!)

学生の悩み② 園見学のハードルが高い…
学生には、「園見学は電話でしなければいけない」という認識があるようです。

これは、学生曰く 養成校からの指導があるため、このような認識になるとのことです。
養成校の就職活動ガイダンス等で、園見学を電話で申し込むことを前提に
就職活動についての説明を受けるようです。

しかし、スマホの普及率が100%に近い10代20代は、
LINEなどのツールを活用したコミュニケーションを主流としているため、
電話で申し込みとなると一気にハードルが上がります。

「どの時間帯に電話をしたら良いのだろうか?」
「誰宛てに電話をすれば良いか分からない…」
「変な敬語を使ってしまわないだろうか?」

ですから、ホームページにフォームを設置したり、
LINE公式アカウントを活用し、
ネット上から気軽に申し込めるようにすることで、
学生が感じるハードルが下がり、この課題を解決してくれます。

既に、ネットから申し込めるようにしている園は、
その導線を学生にしっかりと認識してもらう必要があります。

ホームページ等で園見学を受け入れている旨を案内する際に、
フォームやLINEから気軽に申し込める旨を強調して記載しましょう。

ある意味採用は“生モノ”です。
動き出しが早いに越したことはありませんが、今年は春先の学生の動きが活発ではありませんでした。
時期にもよりますが、やはり、クリック課金型の広告とランディングページ(LP)を
運用して学生に接触できる環境を自ら作り出す必要はあります。

学生の疑問③ 幼稚園・保育所・こども園のどれが自分に何が合っているのか分からない
学生から寄せられた声には、

「保育園とこども園、どちらが良いか迷っている…」
「長く働きやすい施設形態がどれなのか分からない…」
というものがありました。

学生には、施設形態に絡めた園の良さを説明しましょう。
例えば、幼稚園であれば、担任として自分のスキルを磨く経験が得られることや
認定こども園であれば、結婚・出産後には
子育て経験を活かして低年齢クラスを担当できること等、
施設形態に触れた園説明をすることで、学生の視野が広がります。

特に複数園を経営している法人は、各施設の特徴をしっかりと説明し、
その上で、学生にどのような施設で働きたいのか聞いてみましょう。

就活相談ブースで話を聞いた合計13名の学生の中には、
幼稚園で1人担任をしてみたいという気持ちがあるが不安がある」
「1人担任をしてみたいが、小規模保育施設にも興味がある…」
と担任に興味を持ちながらも悩んでいる学生が4名いました。

担任をしたいという気持ちがあるのであれば
1人担任をサポートするフォロー体制について解説したり、
若手のうちに担任業務を経験することのメリットを伝えたりすることで
担任として働くチャレンジを後押しすることができます。

園で働く教職員の実体験やライフステージ別の働き方を伝えることで、
さらに説得力が増す情報となり、
学生は目先の苦楽ではなく人生を見据えた働き方の選択がしやすくなります。

幼稚園は教育機関として長いこと子どもの育ちを支えてきました。
私たちがご支援させていただく法人さんでも
働き方を通してより良い人生の生き方を教えて下さる
理事長先生や園長先生が沢山います。
この強みを生かして学生にアプローチできれば、
学生の就職活動も充実するし、より良い出会いになる確率も上がるはずです。

早急に上記3点を解消する情報発信を実践していただければと思います。

園見学についての情報発信場所は、次の2箇所に集中しましょう。
①HPトップページのお知らせ
②リクルートページ
+③インターネット広告+LPの運用

費用をかけずに効率よく学生に認知してもらうためには、
実習などで園を調べる時期のトップページのお知らせ欄は、
実に見つけやすいコンテンツです。

また、就職情報を探すためにリクルートページにも訪れますので、
トップページのお知らせとリクルートページどちらでも
園見学についての情報発信をしていきましょう。

学生に対する発信は、下記のように作成することで
申し込みへの誘導を強化することができます。

上記の情報を
トップページのお知らせとリクルートページに設置することで
学生に対して園見学の受け入れ情報が確実に伝わり
申し込みやすくなります。

ホームページは365日24時間稼働する営業マンです。

学生のHP訪問に備えて、ぜひ発信してみてください!