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保護者アンケート調査から読み取れる、
今確認すべき園の魅力と発信
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今年も年度の締めくくりとして
「魅力数値化アンケート調査分析」を実施させていただきました。
この調査は、保護者に対してアンケートを実施し、
子どもの育ちとして見られる姿や園生活に重視していること、
園に対する満足度等について回答を集めて分析するアンケート調査です。
アンケートの集計だけでなく、全国平均値(※)と比較することができるため、
自園の強みや魅力などを客観的データから導き出すことができます。
※全国平均値とは、GCLIPが令和3年度に実施した
「幼稚園児の保護者に関する調査」の結果に基づいています。
(調査対象:全国の母親1,368名)
他園との違いを実感できる園児募集を実現することは重要です。
小学館集英社プロダクションによる入学準備に関する調査結果によると、
幼稚園選びの際、実に92.5%の保護者が「教育方針」を重視しています。
しかし、保護者が園のホームページを見ても、
「当園ではマナーの定着に力をいれています︕」
「当園ではしつけも徹底しています︕」というように、
力を入れていることは伝えているものの、
具体的な成果や結果を伝えている園は多くありません。
自園の教育内容とそれに伴った成長や成果が
はっきりと分かることによって、
保護者は今以上に納得して自園を選択します。
自園の教育内容の成果を数値化して提示することが、
他園との差別化を図る鍵となっていくのです。
GCLIPがこれまで実施してきた
魅力数値化アンケート分析調査結果を踏まえて言えることを解説していきます。
■教職員に対して高い満足度を得られているものの、入園前に実感されていない
これは調査を実施した園の殆どに言える結果でした。
在園児保護者は、教職員からの挨拶や印象、担任以外の関わり等に
高い満足度を得られているものの、園選びの段階では実感されていないのです。
入園前に教職員の魅力を実感してもらうためには、
未就園児教室や子育て支援の場で、保護者との関係を構築することです。
特に、未就園児担当の教職員は、
園の印象を左右する重要な役割を担うということです。
来園時に保護者を受け入れる雰囲気や
気軽に話しかけられる対応を心がけていきましょう。
■自園に対する期待に対して、満足度が得られているか確認する
保護者の満足度だけではなく、
園生活における重視度を調査してそのギャップを比較することで、
保護者の期待に対してどの程度応えられているか確認することができます。
例えば、左下図の「食育」に対するギャップ分析結果では、
満足度が重視度を上回っており、「期待以上に満足している」ことが言えます。
この場合、入園前に食育の魅力が伝わりきれていないことが考えられるため
広報での発信や保護者説明を強化していくことができます。
一方で、右下図の「施設の清潔感」に対するギャップ分析結果では、
満足度が重視度を下回っており、「期待に応えられていない」ことが言えます。
この項目は、園が対応していることを保護者に発信したり
改善を試みたりすることで、ギャップが解消していきます。
このように、自園の保護者の声に耳を傾け、数字として分析することで、
自園の魅力が届いているかどうか確認することができます。
入園前に発信すべき自園の強み・魅力を明確にし、
保護者に届くマーケティングを展開していくことが、園児募集に繋がります。
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