【 マーケティングに組織のコア・バリューを! 】Posted by SHIDARA
コア・バリューとは、
重要な意思決定を行うときや、
仕事をする際の指針となる価値観を表す言葉です。
かつては園児募集、職員の採用において、
いわゆる“マーケティング”を駆使して、
多くの見込み者を集め、
その中から自園に合致する人と契約する
という活動が主流でした。
子ども子育て支援新制度施行(平成27年)以降、
女性就労者数の増加に拍車がかかり、
子育ての価値観が多様化したことで
幼保の垣根が低くなり、
幼稚園では保育機能が、保育所では教育機能が付加されたことで、
互いの違いというのは一層見えにくくなりました。
裏を返すと、教育・保育施設を選ぶ側にとって
違いが分かりにくくなったことを意味します。
園選びの視点は大別すると次の2つに絞られます。
①子どもの将来を考えたとき“教育投資”に値するか
②就労の妨げとなる日中保育の代替施設として利便性があるか
幼稚園では当然①を強化し、
地域の実情、対象マーケット(商圏)のニーズを把握して、
②を適宜アップデートしていく必要があります。
そして最も重要なのは、
組織のコア・バリューをきちんと打ち出すことです。
コア・バリューを発信して近い価値観をもった方に
集まっていただくことがとても大切なのです。
幼児教育や保育に限ったことではありませんが、
ミレニアル世代(81年以降生まれ)やZ世代(97年以降)は
「イミ消費」や「エモ消費」というのを重視します。
「イミ消費」とは、
商品・サービス自体の機能だけではなく、
社会に貢献できるという付加価値に共感して選択する消費、
「エモ消費」とは心を動かされる体験を含む消費を意味します。
「イミ消費」「エモ消費」というキーワードに共通することは、
消費行動そのものに貢献感や満足感が伴うということが
重視されているといえます。
幼稚園における保護者世代の中心は30代~40代、
新卒採用の中心世代はZ世代となります。
つまり、「イミ消費」「エモ消費」が行動喚起の
トリガー(引き金)となる世代なのです。
このあたりを踏まえてGCLIPでは
採用サイト、自社サイトに組織のコア・バリューを明記しました。
採用サイト
https://peraichi.com/landing_
自社サイト
https://www.gclip.net/service/
※7つのキーワード
私たちが考える“働くこと”を定義し、
互いに敬意の念を持ち、壁を乗り越え、
妥協せずに目的を達成したときの喜びを共有することに
共感していただける仲間やお客さんとともに
仕事を通して成長していきたいという価値観、
つまり、コア・バリューを打ち出しています。
結果として、年間150名超の学生から
インターンの応募が来るようになりました。
面接を受けてくれた学生は口々に
GCLIPの価値観が好きです!と言ってくれます。
コア・バリューを打ち出すことの効果を
肌で実感しています。
自園のコア・バリューをぜひ言語化して、
きちんと相手に届く状態にしてみてください!