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【 採用動向から読み解くポイント 】

令和3年度の採用動向から読み解くポイント 】Posted by NONA

 

年度末のこの時期は、
次年度に向けた採用活動を進めるための
大切な準備期間でもあります。

そこで、今回は採用活動の仕掛けを検討するために、
今年度の採用動向とポイントを振り返ってみましょう。

◆新卒の採用動向:
新卒採用は、春の時点で学生向けの情報発信を強化することがポイント

新人の採用活動は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により
実習が延期したため、秋にかけてピークを迎えました。

本来、7~8月頃は、
実習を終えて夏季休暇に入るタイミングでもあり
就職活動へ動き出しやすい時期ですが、
外出自粛が余儀なくされ、園とのコンタクト機会が減少しました。

例年では、夏季休暇中の学生は
園見学や説明会への申込がしやすい時期ですので、
今後の新型コロナウイルス感染症拡大の状況により
夏時期の学生の動きが活発となる可能性があります。

また、学生が園見学や説明会の申込等で
園とコンタクトを取る時期は秋がピークでしたが、
学生の就職園探しは、春から動き出していたことが分かっています。

以下のグラフは、リクルートサイトの訪問者を月別で示したものです。
訪問者数の推移は、地域や園により異なりますが
いずれも4~6月時点での訪問者数が比較的高いことがいえます。

新卒学生の情報収集は、春から始まっているということを指しますので、
4月の時点で、学生向けの最新情報を揃えておくこと
そして学生に知ってほしい園の魅力が発信されている状態にすることが重要です。

◆中途採用動向:
求職者数のピークである春・秋に採用強化できるよう、
そのための準備を7~8月・12月に行うことがポイント

次に、中途採用の動向も見てみましょう。
以下は、幼稚園教諭および保育士の求職者数を月別に示したグラフです。
いずれも春と秋に向けて、求職者が多くなっていることが分かります。


 
幼稚園教諭は、年度末まで務めて年度明けから転職先を探し、

保育士は、年度末に転職先を探し年度明けから新たな職場で勤め出す
という傾向にあるようです。

求職者が増える春と秋に、採用活動を強化していきましょう。
また、長期休暇中である7~8月と12月は、求職者が落ち着く傾向にあるため、
その間に求人掲載の準備を整えておくなど、採用活動の準備をしておくことが重要です。

新卒・中途採用、第一接触の方法は様々ですが
どちらの求職者も園のインターネットの情報に触れることが殆どです。

前述した通り、新卒学生は新年度になると動き出しますので
ホームページやSNSに掲載された採用情報が最新であるか
そして求職者に向けた魅力発信ができているかどうか、
年度末のこのタイミングでぜひ確認をしてみてください。

早めの準備をして、新年度から良いスタートを切りましょう!