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【 最年少三冠王へあと少し!村神様の活躍に迫る 】

プロ野球のセ・リーグでは東京ヤクルトスワローズがリーグ優勝ました。
 
今、大谷翔平選手と並び、野球界で話題になっている選手が、
東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手です。
 
その活躍から、”村神様”と言われ、
ヤクルトスワローズのリーグ優勝に大きく貢献しています。
 
 
このメルマガでは、村上選手を例に、伸びる人の要素として、
◆トップとコミュニケーションをきちんととる
嫌なことを進んで行う
仲間のために動き、仲間を応援する
自分のことよりも組織の目的や目標を優先する
ことの大切さについてお伝えいたします。
 
 
村上選手は現在22歳にして数々の記録を塗り替え、
その活躍は海外でも話題となり、
アメリカでも特集が組まれるほどです。
 
通算100本塁打並びにシーズン100打点のNPB史上最年少記録(21歳7か月)
・セ・リーグMVP受賞最年少記録(21歳)
・シーズン40本塁打の最年少記録(22歳6か月)
・シーズン50本塁打の最年少記録(22歳7か月)
・NPB史上初となる5打席連続本塁打記録
 
これが現時点での村上選手の記録です。
 
2022年のシーズンでは三冠王の可能性もあり、
さらに、シーズン最多本塁打に迫る活躍を見せています。
 
 
村上選手は、活躍する以前から
ベンチで誰よりも声を出し、味方を鼓舞し、
バッターとしてだけではなく、
チームの勝利に貢献していたという話をよく聞きます。
 
 
そんな村上選手のことを高校時代の恩師が語っている記事があり、
その内容は、村上選手が大きく成長し、
大活躍できている理由だと感じましたので、
以下にまとめさせていただきます。
 
 
監督(トップ)の考えを大切にしている
村上選手は、試合に出るときでも、ベンチスタートでも、
監督の近くにいることが多かったそうです。
 
監督の近くにいることが最もその試合の状況が分かるため、
ベンチスタートでも試合に参加しているという気持ちになります。
 
ベンチで監督の横にいて、
監督が「しっかり(バントで)送れよ」と言うと、
村上選手が横で「ここは大事よ、(犠打で)死んでいいよ」と叫んでいたそうです。
その結果、「村上が監督みたいだ」という人が出てくるくらい、
監督の近くにいたそうです。
 
監督は野球で言えばトップです。
村上選手は高校時代からトップの方向性を
誰よりも理解できる場所にいて、
関係性を構築してきました。
 
それは試合中だけではなく、
遠征のバスの中でも積極的に監督と
コミュニケーションを取っていたようです。
 
監督との関係性構築は、
試合の流れの中で自分がどのように動けばよいかを
理解していく上でとても重要なことであり、
監督との信頼関係が構築されれば、
自分にあった起用の仕方をしてもらえる、
ということもあると思います。
 
プロ野球に入ってからも、
監督やコーチとの関係性構築が上手で、
コミュニケーションを積極的に取っているようです。
 
 
嫌なことを進んで行う
村上選手が通っていた九州学院高校では、
主力選手や3年生がトイレ掃除やグラウンド整備など、
多くの場合、1年生や後輩が行うものを率先して行う
という文化があったようです。
 
周りの人間が嫌だと思うことを
自分から進んで取り組むことができるというのは、
自分が動くことで周囲が嫌な思いをしなくてすむということを考えると、
間違いなく周囲からの評価はあがります。
 
また、周りが嫌だと思うことは、
多くの場合、周りがやってほしいなと思っていることです。
 
周囲本位の姿勢で行動することによって、
村上選手は仲間から慕われ、信頼される選手になっています。
 
 
仲間のために動き、仲間を応援する
村上選手は、高校時代、
一生懸命ベンチにある他の選手のグラブや帽子を
持っていくということをしていたそうです。
 
それは試合に出ていてもベンチにいてもです。
 
プロ野球選手になった現在でも、
ベンチにいると誰よりも大きな声を出し、
応援し、一つ一つのプレーに一喜一憂しています。
 
村上選手はヤクルトスワローズでも
他の選手にとても愛されています。
 
それは、こういった一つ一つの行動や姿勢によって、
生まれているのではないかと思います。
 
 
自分のことよりも、チームが勝つことを優先する
村上選手は高校時代、自分が打つことよりも、
チームが勝つことしか考えていなかったようです。
 
実はプロ野球に入ってからもその姿勢は変わっておらず、
自分の打撃成績を意識した打ち方は見られません。
 
打撃成績のために無理に早いカウントから打ちにいったり、
ランナーを進めたいときに長打を狙うのではなく、
コンパクトなスイングで進塁打を打つということもします。
 
野球チームももちろん組織であり、
その目標は多くの場合、日本一です。
 
その方向に向かって自分勝手な行動はせず、
チームと同じ方向を向いて勝利に貢献するという姿勢は、
実は相手チームから見ると最も怖いバッターかもしれません。
 
 
 
村上選手はもちろん、かなりの努力をされていると思います。
 
しかし、野球技術を高めていくということだけではなく、
人間性を高め、組織の中での自分の役割を全力で担っているからこそ、
周囲に応援され、愛され、記録に繋がっているのではないかと思います。
 
 
トップとコミュニケーションをきちんととる
嫌なことを進んで行う
仲間のために動き、仲間を応援する
自分のことよりも組織の目的や目標を優先する
 
 
この要素は個人が成長していくためにも重要ですが、
園児募集や採用、マネジメントを
組織全体で一体となって進めていくためにも重要な要素だと思います。
 
一人ひとりが組織の方向性を理解し、
自分のためではなく、周囲のために動くことができれば、
良い組織になることは想像ができます。
 
 
ぜひ参考にしていただければと思います。