・売り込みを重視したモーケティング(儲けティング)はやめる
・信頼の構築を重視したマーケティングの実現が重要
・そのためには目的や意味をしっかりと持ち、それをもとに発信・
皆さんも記憶に新しいと思いますが、
大手の回転ずしチェーン店において、
いたずらをしている動画をSNSに投稿し、
回転ずしへのイメージを大きく低下させる
といった出来事がありました。
私は個人的にお寿司が好きで、
よく回転ずしに足を運ぶのですが、
あの出来事があった直後には、
いつも行く回転ずしの店内ががらっとしていたことが
とても印象に残っています。
この出来事の前にも、実は回転ずしの業界では、
色々な不祥事があったのを覚えていらっしゃいますでしょうか?
例えばかっぱ寿司の社長が、はま寿司の売上データを盗んだ
という報道がありました。
それだけではなく、スシローがおとり広告の問題で
報道されるということもありました。
おとり広告とは、
「商品・サービスが実際には購入できないにもかかわらず、
購入できるかのような表示がされている広告」のことです。
例えばビール半額の広告を出しているのに、
今は期間外だということで対象にならない、
といったことがその例です。
このように回転ずしをめぐる問題は様々発生しましたが、
マーケティングを行っていく上で、
特に気を付けなくてはならないと感じることが、
最後に挙げたおとり広告の問題です。
これはどの業界でも気を付けなくてはならないことです。
GCLIPが提唱するマーケティングとは
「相手を気持ちよく次の行動に移すこと」です。
広告はマーケティングの一部です。
そのため、広告も相手を気持ちよく次の行動に移すものでなければ
最近ではマーケティングがセールスと一緒になってしまい、
売り込むための手法となってしまっているケースが多くあります。
こういった売り込み重視のマーケティングを
「モーケティング」(儲けティング)と表現する方もいらっしゃい
今、マーケティングを進めていく上で最も重要なことは、
「信頼の構築」だと言われています。
自分たちの商品や取り組みに対して、
信用を積み重ね、如何に信頼を構築できるか、
ということが重要になっています。
このメルマガでも何度か登場していますが、
「イミ消費」という言葉が重要であると言われています。
イミ消費とは簡単に言えば商品やサービスの目的が
社会的課題の解決や社会的意義の追及に繋がる
意味のあるものになっているかどうかが
消費行動に影響を与えるということです。
少子化や共働き世帯の増加、さらに制度の変化によって
園児募集の低年齢化が進んでいます。
そのため、0歳児から1歳児へのアプローチを強化することが
園児募集を進めていく上でとても大切である
ということをお伝えさせていただいております。
しかしながら、とりあえず0歳児から1歳児向けの親子ひろばを作
ということでは集客に苦戦すると予想されます。
実際に0歳児から1歳児向けの親子ひろばは、
集客ができるところと苦戦するところで分かれます。
この大きな違いは目的の違いです。
園児募集のために行っているのか、
それとも目的や意味があって行っているのか、
この違いによって集客に大きな差が生まれます。
目的や意味は特に子育て世帯や地域に対して、
社会的な課題の解決になっているのか、
または社会的な意義の追及になっているのか、
という視点です。
実際に集客が出来ている親子ひろばでは、
保護者の方から求められた場合を除き、
ひろば内で幼稚園の紹介や未就園児教室への誘導などを
行っていない傾向にあります。
イメージしていただきたいのですが、
「お母さんにほっと一息ついてほしい」という目的で
ひろばを運営しているにも関わらず、
運営側から積極的に幼稚園の紹介や未就園児教室への誘導をされた
ほっと一息つくことができないのではないでしょうか?
よく私たちのメルマガ内でひろばの集客には
インターネット広告の活用が有効だとお伝えしております。
これはもちろん集客に大きな効果を発揮してくれるものですが、
もっと強力な集客力を発揮するものがあります。
それは口コミです。
口コミという視点に立った場合に、
「あそこであれば本当にほっと一息つける」
ということがとても重要であることは間違いありません。
園児を集めるためというモーケティング的な発想ではなく、
保護者や地域とどういった形で信頼を構築していくのか
というマーケティングの発想を持って運営することが重要です。
マーケティングの発想を取り入れた
子育てひろばの企画内容や集客に関しては
ぜひGCLIPの無料ツールダウンロードサイト「
活用していただければと思います。
子育てひろばのTOOLはコチラから
0歳児から1歳児向けのひろばについて、
まずは園内の先生方に向けて
園児募集の要素であるという説明以上に、
その目的や意味について語ることが出来るかが
大きなポイントです。
ぜひモーケティングではなく、
マーケティングを進めていきましょう。