DIARY

【既卒者が重要視する “働きやすさ”の訴求方法】

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既卒者が重要視する
“働きやすさ”の訴求方法
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今月のメルマガでは、
施設型給付攻略セミナーで寄せられたご質問への回答、
また処遇改善加算とその活用方法について解説させていただきました。 

施設型給付として運営する園が
優先的に取得すべき加算項目に、「チーム保育加配加算(※)」が挙げられます。
※ 必要な保育教諭等の数を超えて、人員配置する施設において加算される項目
※ 1号認定、2号認定の利用定員によって、加配できる人数が変化する

チーム保育加配加算は、園児数にも影響されますが、
基本的に人件費以上の加算額になると予想されるものです。 

チーム保育加配加算の職員数が減少することで、
収入が減少してしまうという可能性もあるため、
言うまでもなく、安定した経営のために教職員の採用は重要です。

そこで、今回のメルマガでは、
今から仕掛けられる採用活動である
既卒者に向けた情報発信のポイントをお伝えいたします。

既卒者への情報発信では、
“求職者はどのような情報を求めているのか?”を理解し
それを、分かりやすく伝える必要があります。

採用情報の発信において、園の魅力や求める人材像など
自分たちが伝えたいことを発信しがちですが、
それ以前に相手が何を知りたいと思っているのかを知る必要があります。

 
①求職者が求める情報を知ろう

20~50代が主に回答した「東京都保育士実態調査」によると、

職場選択時に重視した項目には、
給与面・勤務日時・福利厚生といった「条件面」が上位に並びます。

転職希望者の情報収集の入り口とも言える求人サイトでは、
まずどのような条件で検索を始めるのでしょうか。

検索するときの絞り込み条件についての調査結果を男女別で見ると
女性は男性よりも「勤務地、路線・駅」「雇用形態」
「年収」「条件(完全週休2日制・年間休日120日以上)」
といった条件にこだわって検索している人が多い傾向にあります。

女性の方がより結婚や育児、介護などのライフステージを考慮して、
検索項目を限定している傾向があると推測できます。


 

②分かりやすく伝わる発信方法 

転職活動者の反応を得る情報発信をするためには、
前述した条件面を、分かりやすく伝えることが重要です。

具体的には、求職者向けのページ内に、下データのように
給与や勤務日数、福利厚生等に関する条件面を
明記することで受け手に情報が届きやすくなります。

 <掲載例>

また、自園の採用ページに募集要項は記載されているでしょうか?
募集要項の情報を表に出していない園を見かけますが、
情報を出すことで就職意志決定してもらいやすく、問い合わせの増加に繋がります。

このような条件面や募集要項の掲載の有無により、
実際に問い合わせの反応にも差が出ています。

下データは、ある6つの幼稚園による
採用ページ内容と問い合わせ状況を示した表です。

問い合わせ1名あたりの広告コストが3万円台までに収まっている園は、
いずれもページ内に条件面や募集要項を掲載していることが分かります。

 

出来る限りコストをかけずに問い合わせを獲得していくためにも、
条件面や募集要項を掲載して、自園での働きやすさを
積極的に発信していただければと思います。

来年度の人員整備に向けて既卒者の採用が必要な園は、
この機会に自園の発信内容を見直していただき
求職者が求める情報発信にチャレンジしてみてください!

 
メルマガ読者の皆さま、本年もありがとうございました。
2024年が皆さまにとって、さらに良い年となることを祈念しております。

GCLIP一同