DIARY

【 施設型給付制度攻略オンラインセミナー】

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施設型給付制度攻略オンラインセミナー
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・こども子育て支援新制度開始から来年でちょうど10年である
・特に「保育政策のDX化」と「経営情報の見える化」は
 大きな変化になるため、頭に入れておきたい変化である。
・新サービス「園むすびチャット」をぜひご利用ください!

GCLIPでは9月27日に
施設型給付制度攻略オンラインセミナーを開催しました。

毎年恒例になっているセミナーですが、
今回は施設型給付制度の定員や人員配置、加算などの
基本的な部分をお伝えする「初級編」と、
処遇改善等加算や給与テーブルなどの
運用が複雑になる部分をお伝えする「応用編」の
二部構成によって開催いたしました。

また、来年度に向けて「保育のDX化」、「経営情報の見える化」、
「処遇改善等加算の一本化」という議論も行われており、
この動きに関する最新の情報を盛り込みながら、
来年度以降、どのような運用になっていくのか、
というところも含め、お伝えさせていただきました。

こども子育て支援新制度が開始されたのは2015年です。

この2015年の開始から来年でちょうど10年ということになります。

この10年という節目に向けて、こども家庭庁が誕生し、
10年間運用してきたことで見えてきた問題や課題点を整理し、
2025年以降、改善された運用ができるよう議論されています。

各自治体が発表するこども子育て支援事業計画も、
次の発表で3回目になります。

この3回目では「こども誰でも通園制度」に関して、
各自治体で盛り込まれることが予想されます。

こども誰でも通園制度と一時預かり事業は何が異なるのか、
ということでよくご質問を受けますが、
こども誰でも通園制度は給付制度として新設されるところが
一時預かり事業と大きく異なります。

一時預かり事業は各自治体の判断で行わなくてもよいものですが、
こども誰でも通園制度は行わなければならないものとなり、
利用者の認定、給付などがされる仕組みとなることが予想されます。

そのため、各自治体はこども子育て支援事業計画において、
そのニーズの量などを調査し、発表していくことが
今後求められていくことになります。

2025年度は実はかなりいろいろと変化がある年度だと
思っていただいた方が良いと思います。

①こども誰でも通園制度のさらなる推進
②処遇改善等加算の一本化
③保育政策のDX化
④経営情報の見える化

という4つについて同時に議論がされ、
特に③、④についてはすでにスケジュールを確認すると、
来年度中に起こってくることになっています。

そのため、今回のセミナーでは、特に応用編にて③、④について、
現在議論されている最新の内容をお伝えさせていただきました。

ポイントとしては以下となると思います。

<保育政策のDX化>
・園から各自治体の申請業務が電子化していく
・保護者が園の情報を新設されるポータルサイトから確認できるようにしていく
・保護者が園に見学の申込を入れる場合、ポータルサイトからもできるようにしていく
・保護者の自治体への申請なども部分的に電子申請をできるようにしていく

<経営情報の見える化>
・各園の収支、人員配置、職員給与、モデル賃金、
 人件費率、人的資本という項目を報告していくことになる
・そのうち、人員配置とモデル賃金、人件費率、
 人的資本という項目は一般に公開される

人的資本とは、例えば有給消化率、退職率、
保育者の負担軽減のためのICTの導入状況など、
働く方々の環境に関する内容を指しているようです。

また、上記内容は施設型給付制度の園を対象としていますが、
私学助成の園については任意となっており、
施設型給付制度の園と同様にサイトに掲載される予定です。

そのため、施設型給付の園が公開している内容に対して、
私学助成の園は公開されていないということが発生することになり、
保護者や求職者などが閲覧することを想定すると、
任意であったとしても公開していく園が増えることが予想されます。

経営情報の見える化については、
すでにどういった形で公開されるのか、
というイメージがこども家庭庁のサイトに掲載されています。

以下のページの自治体向け説明会情報という資料を
ご覧いただければと思います。
https://www.cfa.go.jp/councils/kokoseido-keizokutekimieruka

ぜひ一度ご覧ください。

さらに処遇改善等加算の一本化についても、
もし2025年度から実施するという形になると、
さらに変化が大きくなります。

2025年度はこども子育て支援新制度開始から10年という節目であり、
こども家庭庁で議論されている内容を確認すると、
大きく変化がある年だということを頭に入れ、
次年度以降の体制づくりをご検討ください。

GCLIPとしましても、メルマガを通して、
できる限り最新の情報をお伝えしていきますので、
ぜひご確認いただければと思います。

また、9月27日のセミナーにて、
幼保業界の新制度に特化した疑問解決AIツール
「園むすびチャット」を正式リリースという形で
ご案内させていただきました。

園むすびチャットは、Chat GPTのように
こちらから確認したい内容を入力すると、
それに対しての回答を自動的に答えてくれるAiツールです。

「新制度に関する疑問をすぐに解決させたい!」
「目まぐるしく変化する新制度の情報に追いつきたい!」
「Chat GPTの幼保業界ver.が欲しい!」
このように思っている方にピッタリのツールです。

無料で利用することができますので、
ぜひ一度お試しでも、ご利用いただければと思います。

以下のURLからご登録、ご利用ができるようになります。
https://www.chat.emmusubi-ct.com/signup

多くの皆様にご利用いただくことで、
回答への制度なども上がっていくようになりますので、
ぜひ皆様のご協力をいただけますと幸いです。

来年度の変化に備えて、
ぜひ園むすびチャットをご活用ください。