【 新しい時代を受入れる 】Posted by Shidara
Z世代 若者はなぜインスタ・TikTokにハマるのか?
書籍を読んでみました。
若者の実態の調査結果を
実に興味深い視点で記述された良書です。
著者によるとZ世代は1996年~2012年に
生まれた世代と定義されています。
※この定義は研究者によってばらつきがあります。
この世代の特徴としては、
Chill(まったり・くつろぎ) & Me(自分好き)
=まったりとした時間・空間と自分が好き。
そして、自己表現と承認欲求の高さにあると言います。
タイトルにある「インスタ・TikTokにハマる」のは、
これらメディアは閲覧者からの否定的リアクションがないため、
自己表現欲+自己承認欲を満たすことになります。
さて、興味のある方は書籍を読んでいただければと思いますが、
私は書籍を読んで、率直にこの世代を理解するのは難しい…と思いました。
ただ、積極的に受け入れていくためにどうしたらいいか?
ということも同時に考えています。
パール幼稚園の野村先生が
厳しく教えるのではなく、厳しさを教える時代だ、
と、以前の講演で仰っていました。
厳しさをどうとらえるかという議論もありますが、
例えば、だれもが好きな事だけして生きていくことができ、
世の中もうまく回るのであればいいでしょうが、
なかなかそうもいかないと思います。
私は掃除や力仕事が好きではありません。
木枯らし吹き荒れる寒空の下の落ち葉掃除や
真冬の早朝の雑巾掛け、灯油(18ℓ)の買い出しなど、
イメージしただけで涙が出ます。
でもこれは多くの人が面倒だと感じる仕事でしょう。
ただ、誰かがやらなければ、
衛生面や生活の快適さは保てません。。
つまり、
「やりたくないことでやらなければいけないこと」
は、世の中には掃いて捨てるほどあるのです。
「厳しさを教える」とはつまり、
そういう物事の本質を伝えていくことであり、
やりたいこと以外への対応力を磨きこむことで、
必要に応じてやりたくないことでもやれるようになる
チカラを育んでいくことだと理解しています。
仕事<プライベート
という価値観を持つ若者が増えていると言いますが、
これは、どの世代にも当てはまるように私は思います。
が、高い仕事への対応力を持つこと、
ホウレンソウダネを極めることで、
プライベート<仕事
という見せ方ができるのですが、
それをしたいかどうかどうかの違いだと思います。
Z世代の若者に厳しさを教えることで
仕事の領域を拡張するためサポートをすること、
一方私はZ世代を受入れることで
今の時代に適合していく幅を持つことが
D&I(ダイバーシティとインクルージョン)
なのではないか・・・・・・と、
今のところ捉えています。